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安物買いの銭失いをしない 作業手袋の選び方

安物買いの銭失いをしない
作業手袋の選び方

2019年8月22日

滑る。落とす。火が移る。ヒヤッとした!

安いからいいやで買ったら、やっぱり失敗だった。

そんな経験ありませんか?

 

手袋は防寒だけではありません。労働安全事故の中で最も多いのが手指のケガです。ワークウェイには、とってもお安い軍手から様々な用途向けの作業手袋・保護手袋が揃っています。膨大な商品数がある作業手袋、何を選んでいいのかよくわからないお客様は、お気軽にお尋ねください。実際にお使いになるお客様の話を直に聞いている私たちは、メーカー以上にリアルな最適解を知っています。

ただ「安ければいいだろう」で選ぶと、大事な仕事が捗らなかったり、作業内容によっては危ない目に遭うことも考えられます。プロの仕事は道具選びから。また、レジャーやスポーツ(例:ツーリング、サイクリング、登山、サッカー、フットサル、釣り、サーフィン、ダイビング、セーリング、マリンスポーツ)に流用できるものも沢山。最適な作業手袋を、最適なプライスでお選びください。

実は、作業手袋の選び方を一概に説明することはできません。それほど多種多様な製品が存在します。以下に最も迷いにくいと思われる順で説明しますが、あくまで選択のポイントが最低これだけはあるという前提でお読みください。

作業手袋選びのPOINT

  1. 大きな分かれ道は、「軍手」か「軍手以外(ゴム手・革手袋)」か。ただし、その境目が定義されているわけではありません。それでも、一般には、売り場が分かれていますので、凡その区別がされています。主な素材として綿の用いられているものを「軍手」、ゴム系(ニトリル、天然ゴム、塩化ビニール、ポリエチレン等)か革系(本革・合皮)の素材を中心にできているものを「軍手以外」とします。
    通気性・吸汗性と低価格を最優先するなら「軍手」、液体や異物を嫌うなら「軍手以外」です。また、軍手はほつれやすいので、回転を伴う機械操作等には用いないでください。
  2. 仕事内容に適した素材・構造から選びます。(*)
  3. サイズを選びます。編物製品の「軍手」やゴム系素材でできた「ゴム手」の多くには伸縮性があります。大き過ぎると、余った部分が挟まったり引っ掛かったりしやすいので避けてください。革系素材でできた「革手袋」も次第に手になじんできますが、軍手やゴム手ほどの伸縮性がありません。必ず試着をして、ジャストサイズを選んでください。

*素材・構造については多岐にわたりますので、後述します。

 

軍手の選び方

 
作業用手袋 軍手の種類 手袋に用いられるゲージについて

ゲージ

ゲージとは、編み機の針の密度を示します。ゲージの数字が小さいほど厚手になります。

厚手 丈夫だが、指先の感覚が鈍くなり、細かい作業には向いていない。一般的な軍手は7ゲージが多い。
薄手 手指にフィットし、細かい作業に向いている。下履き(インナー)や全面コートの裏布には13ゲージ主流。

素材

綿の割合が特性となって現れます。

純綿 綿100%なので、吸汗性に優れ、肌に優しい他、燃えにくく高温に接しても溶着がない。火や高熱を扱う(長時間連続しては扱わない)作業全般に向いていて、耐熱手袋の下履き(インナー)としての使い方もある。キャンプやバーベキューにもオススメ。
混紡 綿の他に、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維を2種類以上混ぜ合わせた糸(混紡糸)で編まれていて安価。ただし、機能とコストの特徴に乏しく、多くは流通していない。
特紡 特紡糸とは、繊維くずを再紡績したもので、環境に優しい。特紡軍手の大半は混紡糸と編まれている。非常に低価格で、純綿と比べて耐久性に劣ることもあり、使い捨てされることも多い。一般作業全般から、DIY(日曜大工)や園芸など広く利用されている。熱には弱い。

 

編み方

強度を左右します。

シノ 糸に縒りをかけていないので、とてもソフトな仕上がりで感触がよい。油脂を吸収しやすい特性もある。
2本編 主流となる、2本糸で編まれた強力軍手。
3本編 3本糸で編まれた耐久性抜群の超強力軍手。

 

滑り止め

滑り止めが必要な場合に選びます。

普通の軍手 滑り止め加工のないタイプ。職場環境だけでなく、一般の人たちが庭掃除など手軽に使える。
ラバー軍手 ボツ軍手、イボ軍手 手のひら部分に、ゴムや樹脂のボツボツが付いていて滑りにくい。所謂ビニボツ。倉庫作業や引っ越しなど、運搬作業に最適。ゴム張り・ゴム引きよりも通気性がよい。草むしりにもオススメ。
ゴム張り軍手、ゴム引き軍手 手のひら部分全面に、ゴムや樹脂を張ってありグリップ力・ホールド力は最強。建築現場など、重作業の肉体労働に最適。コンクリートやセメントは手が荒れやすいので、型枠作業にも好まれる。細かい作業には不向き。

 

ゴム手の選び方

ゴム手袋の素材

 

素材

ここには紹介しきれないほどの様々な素材が開発されています。

ウレタン 伸縮性があり、よくフィットするので細かい作業に向いている。ゴム系素材でありながら、通気性がある。対候性・耐溶剤性が良好で、屋外で農薬を使う農業・果樹収穫に向いている。園芸・ピッキング・仕分け作業・精密機械検査・品質管理にも最適。
天然ゴム 柔軟性があり、冷蔵庫内などの低温環境下でも硬くなりにくい。引き裂きやひっかきに強いが、油・溶剤に弱い。滑り止め効果が高いので、荷物運搬や建築・土木作業に最適。アレルギー体質の方には下履きがオススメ。
ニトリル 耐油性・耐薬品性と強度に優れている。柔軟性に乏しく、低温環境下で硬くなる。水に濡れると石鹸成分が溶け出し、ヌルヌルする。油や薬品の取扱い、メッキ、機械整備、組み立て作業に最適。家庭でも、カーメンテナンスやペンキ塗りに。もはや現場に欠かせないスマホも操作できます!
塩化ビニール 耐油性・耐摩耗性・対候性に優れている。ただし、60℃以上の熱に弱い。農業・漁業・水産加工・土木に最適。安価なこともあり、炊事・洗濯・洗車・ガーデニングなど家庭内でも便利に用いられる。ただし、可塑剤に用いられるフタル酸エステルが人体に悪影響を及ぼすと言われており、食品関係の現場では使用を避けてください。

 

硬くなったら替え時

ゴム手袋の場合は、最初の選択だけでなく、交換時期が大切。捨てるのがもったいないと言って硬くなったものを使い続けていると、作業ミスが増えます。指を曲げるのに違和感を覚えたら替え時です。ご家庭でも食器洗いの最中につるんと落として割ってしまうかもしれません。手袋より高いお皿やグラス、ありませんか?

 

革手袋の選び方

革手袋の縫製方法

 

加工方法

プロの仕事に合った縫製方法などがあります。

甲メリ 甲の部分がメリヤス編み(甲部メリヤス)になっており、通気性抜群。握ったり開いたりの動作が軽く容易(屈曲性良好)。溶接にはおススメできない。
内縫い 縫い代が手袋の内側にあり、溶接やサンダーなどの熱や火花が当たっても糸が切れにくい。何かに引っ掛けたり挟んだりすることも少ないので、レバー操作にも適している。
背縫い 縫い代が手袋の外側にあり、外縫いとも呼ばれる。手を入れても違和感がない。
当付 手のひら部分に補強を当てているので、耐久性が高い。
内綿 手袋の内側にメリヤスを縫い合わせてある。吸汗性がよく、べたつかない。保温性も高く、防寒用としても優れている。夏は爽快、冬は温暖ということもあり、現場系女子にも愛される。
オイル加工 革に特殊油脂を浸透させて(含侵加工)から縫製したもので、硬くなりにくく、手に柔らかくよくなじむ。撥水性にも優れている。

 

素材

軍手と比べると、保護性能と耐久性が段違いの革手袋だが、皮の種類によっても差が出る。

牛床革 銀面(表皮)または肉面に平行に二分割された牛革で、銀面層以外(真皮)を床革という。総じて厚め(1.2~1.4mm)になり、耐久性と耐熱性に優れている。溶接作業に欠かせないほか、自動車・鉄鋼・造船・その他重作業で重宝される。牛表革よりも安く、作業手袋としては最も普及している革手袋。スプリットレザー手袋とも呼ばれる。
牛本革
(牛表革)
見た目にも美しく滑らかな表皮部分が用いられる。柔らかくフィットし、手にもなじんで使い心地がよい。耐久性、特に引き裂きに強い。建築土木・鉄骨鉄筋・運輸倉庫・荷役・重機から、バイクの運転やレジャーまで広く愛される。クレスト手袋とも呼ばれる。
豚革・羊革 牛革よりも薄手(0.6mm程度)で柔らかく、通気性と屈曲性に優れている。長時間作業に最適なほか、指先の感覚を活かしながらの軽作業にも向いている。値段も安い。
合皮 合成素材は柔らかく滑りにくい特性がある。原料費変動の影響も受けにくく、価格が安定している。

 

その他の用途特化型手袋

特別な用途に特化して開発されています。

耐切創・防刃 ケブラー®で知られるアラミド繊維でできた手袋。新素材も続々開発されており、危険防止から、DIYやアウトドアまで幅広く利用可能。
制電 静電気の発生を抑え、電子部品・製品の組み立てや検査に最適。
耐熱・耐火 火気・高温の現場に特化した手袋。シリコーンやアルミ、アラミド繊維、ザイロンなど熱に強い素材でできており、炉の輻射熱からも手を守る。
防振 振動吸収効果の高いNBR(ニトリル)などのゴム管を掌に配し、振動工具による血液循環障害・末梢神経障害・関節症などのリスクを軽減する。サイズはきつめよりはゆとりのあるものを選び、擦り切れるなどした場合は速やかに交換してください。
腕カバー付き 手袋とアームカバーの一体型。腕の水濡れや汚れを防止。水産業や農業に最適。
使い切り 衛生・食品向けの極薄手袋。白髪染め、ヘアカラーにも欠かせない。ノンパウダー(粉なし)タイプとパウダー付き(粉付き)タイプがある。パウダー付きは着脱がラクラク。パウダー自体は主にコーンスターチが使用されているので、タンパク質アレルギーの方は要注意。ノンパウダーは粉の影響がなく、衛生面でも安心。また、雨天の屋外電気工事や溶接作業の際の感電防止として、インナーにも使われる。ディスポーザブル・グローブ、使い捨て手袋とも呼ばれる。

 

人気の作業手袋

ワークウェイではいろいろな作業手袋を取り扱っています。

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