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山菜採りの服装と安全対策|熊・滑落・害虫から身を守る春山ウェア&装備ガイド

山菜採りの服装と安全対策|熊・滑落・害虫から身を守る春山ウェア&装備ガイド

2025年11月6日

春のレジャーとして広く楽しまれている山菜採りですが、「どんな準備が必要なのかわからない」「熊や虫が心配」という方も多いはず。
春になると、タラの芽やフキノトウ、ワラビ、コゴミ、ウド、ゼンマイなど、山の恵みが一斉に芽吹きます。
こうした山菜を求めて山へ入る人が増えますが、最近は熊との遭遇による事件やマダニ被害に関するニュースを耳にすることが増え、安全対策の重要性が高まっています。

山は自然の中で季節の恵みを感じられる魅力的な場所ですが、思わぬ危険が潜んでおり
十分な準備をしていないと命に関わる事故につながることも。
事前に山の危険を知っておくことで、避けられる事故は多くあります。

この記事では、林業など険しい環境に立ち向かう人のためのウェアを取り揃える作業服専門店のワークウェイが
初心者が山を楽しむための安全対策のポイントと服装・装備の選び方を紹介します!

山菜採りに潜む危険と対策

山は山菜採りだけでなくキノコ狩りやハイキングなど様々な目的で楽しまれる定番レジャーですが、毎年事故が絶えない危険地帯でもあります。
普段立ち入らない自然の中には予期せぬリスクがつきものであることを自覚し、山の危険を軽視しないことが何より大事です。

山での事故は準備が不足したまま入山してしまうことや判断ミスによって起こってしまうことが多く、正しい知識と準備があれば防げる事故は少なくありません。
ここでは山菜採りへ行くための必須知識として、山菜採りで遭遇しやすい危険とその対策について紹介します。

遭難事故

山の事故で最も多いのが遭難です。
特に山菜採りでは登山道を外れて藪や茂みの中へ入っていくため、
方向感覚を失いやすく気付けば遭難してしまっていたというケースが少なくありません。

遭難者のほとんどは救出されていますが、最悪の場合は行方不明になったり死亡事故となってしまうこともあります。
特に単独で入山した場合には行方不明や死亡となってしまう割合が高くなっています。
不幸な事故を防ぐためには山に一人で入ることはなるべく避け、複数人で行動することを心がけましょう。

単独登山者及び複数登山者の遭難状況のグラフ単独登山者及び複数登山者の遭難状況のグラフ
(出典:山の事故を防ごう!登山を楽しむために知っておきたい安全対策 | 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201407/3.html

また無理のない計画を立てることも大切です。
日が暮れた後の山は視界が効かず、遭難リスクが高くなります。
そうなってしまわないために事前に日没時刻を把握し、日没の1~2時間前には下山を完了できるようにスケジュールを組みましょう。
体力的にも余裕を持ったルートを選び、疲れすぎないように休憩を挟みながら、ゆとりをもった行動をとるように気を付けましょう。

主な対策ポイント

  • ■ 単独で入山しない
  • ■ 無理なルートを選ばない
  • ■ 日没時刻を把握しておく
  • ■ 時間に余裕をもって行動する
  • ■ 疲れすぎないように休憩をとる
Tips
標高や登山ルートによっては太陽が山に隠れてしまい、日没時間よりも早くに暗くなってしまうこともあります。
自然相手のことなので、予期せぬアクシデントもつきものです。
十分にマージンタイムを想定して、余裕を持った計画を立ててください。

熊との遭遇

近年は暖冬や餌不足の影響で熊の冬眠明けが早まったり、冬眠しない熊が出てきたことから、低地や街中でも出没が相次いでいます。
熊は静かに近づく人間に驚いて襲ってしまうケースが多いため、遭遇前に「気づかせること」が最も重要です。

日本にはヒグマとツキノワグマが生息しており、そのどちらもが人間にとっては危険な動物です。
生息地域は全国に広がっていて、北海道にはヒグマ、本州と四国にはツキノワグマが生息が確認されています。
訪れる地域が熊の生息域である場合は細心の注意を払って熊対策をするようにしましょう。

熊の生息地域
(出典:環境省「クマに注意!-思わぬ事故をさけよう-」https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/kids/full.pdf

主な対策ポイント

  • ■ 鈴やホイッスルなど音を出す道具を携行する
  • ■ 朝夕の薄暗い時間帯の入山を避ける
  • ■ 食べ物や甘い匂いのするものを持ち込まない
  • ■ 単独行動を避け、2人以上で行動する

熊は時速40kmで走ることができ、木登りや泳ぎも得意とされていて、
一度襲われてしまえば人間の脚で逃げることは難しいことで知られています。
そのため、遭遇してしまわないようにすることが一番の対策になります。
鈴やホイッスルで音を出すほか、音が届きにくい場所では声を出しながら歩き、
熊にこちらの存在を知らせて鉢合わせないようにすることが効果的です。

Tips
遭遇してしまわないようにすることが第一ではありますが、
万一出会ってしまったときのために熊避けスプレーを携行しておくと安心です。
また、熊は黒やグレーなどの影を「他の熊」や「敵」と誤認して警戒・攻撃行動を取ることがわかっています。
そのため、暗い色の服装は避けて明るい色のウェアを選ぶように心がけましょう。

マダニやハチなどの害虫

春の山では、草むらや藪の中に潜むマダニやハチなどの害虫被害も少なくありません。
マダニは皮膚に深く食い込み、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症を媒介する可能性があります。
重症熱性血小板減少症候群は重症化すると死に至る場合もある危険な感染症で、その致死率は10~30%ととても高いことがわかっています。
現時点では有効な治療法が確立されていないため、感染源となるマダニに嚙まれてしまわないように適切な対策をすることが大切です。

マダニに噛まれないためには、肌の露出を少なくすることです。
長袖長ズボンを着るだけではなく、服の中へ侵入してくる隙間がないようにシャツの袖やズボンの裾は手袋や靴下の中に仕舞い込むようにしましょう。

マダニ対策の服装
(出典:厚生労働省「マダニ対策、今できること」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000164561.pdf

また山にいる害虫としてハチがいますが、山で現れることが多いのがスズメバチです。
ハチは木の上だけではなく、根っこにも巣を作ることがあるので踏んでしまわないよう注意が必要です。
もし巣に近づいてしまった場合は手で払ったり焦って暴れたりせずに、静かに離れましょう。

主な対策ポイント

  • ■ 長袖・長ズボンで肌の露出を防ぐ
  • ■ 裾口・袖口をゴムやマジックテープで絞る
  • ■ マダニがつきにくい化学繊維のウェアを着る
  • ■ 黒っぽい服は避ける
  • ■ 柔軟剤や香水の使用は控える
Tips
九州、四国、中国、近畿地方では重症熱性血小板減少症候群の発症報告が多い傾向がありましたが、
最近ではその分布も広がってきているため、全国的に注意が必要です。
もしマダニに噛まれてしまったら、速やかに受診するようにしましょう。

滑落・転倒

山菜採りに夢中になっていると、足元の悪いところに生えた山菜を採りたくなってしまったり
気付かないうちにぬかるんだ場所まで入り込んでしまったり、危険が迫っていることに気付きにくくなってしまいます。
山菜採りでは整備されていない山中を歩くため、一般的な登山よりもリスクが高いということを忘れないようにしましょう。

春の山は凍結と融雪を繰り返すため、地面が柔らかく滑りやすい状態になっています。
倒木や苔の生えた岩など、湿気を含んだところは見た目以上に滑ることがあり危険です。
また、落ち葉や草の下に段差や穴が隠れていることもあるので、落ち葉が溜まっているような場所は踏まないように気を付けましょう。

主な対策ポイント

  • ■ 夢中になりすぎて危険な場所に入らない
  • ■ 滑りやすい場所を把握して避ける
  • ■ 滑り止め付きの防水シューズを選ぶ
Tips
足元の装備だけでなく、歩き方にも注意が必要です。
下り坂では膝を軽く曲げ、重心を低く保つことで滑りにくくなります。
またつま先やかかとだけだけに体重をかけてしまうと靴底のグリップがうまく効かず、滑ってしまう原因になります。
重心がぶれないよう、足裏全体で地面を捉えるようにして歩くよう心がけましょう。

安全に楽しむための服装と装備

山を安全に楽しむために大切なのは、自然のリスクを正しく知り、山の危険を軽視せず「身を守る準備」を十分にしてから山に入ることです。
熊やマダニを遠ざけ、滑落やケガを防ぐためには、服装や装備の選び方が大きく影響します。
山菜採りでは藪や茂みをかき分けていく場面が多く、実用性の高いウェア選びが特に重要です。

作業服専門のワークウェイではプロ向けの実用性特化ワークウェアをお手頃な価格で取り揃えています。
プロの現場ではあらゆる場面に対応しなければならないことが想定されるため、その機能性はピカイチ。
巷のおしゃれな登山用ウェアと比べればデザインの幅は狭くなってしまうかもしれませんが
初心者の方でも手に取りやすい価格で現場仕様の機能性ウェアを揃えていただけます!

山菜採りの準備チェックリスト

  • ■ インナー
  • ■ 上着
  • ■ レインウェア
  • ■ 軍手・防護手袋
  • ■ 靴
  • ■ 帽子
  • ■ 熊除け鈴・熊スプレー

山菜採りを安全に楽しむためには、服装に加えて必要な持ち物の準備も欠かせません。
これらを準備しておくことで、普段とは違う山中の環境にも落ち着いて対応できます。
ここからは、それぞれのおすすめ装備を紹介します。

インナー

気温差の激しい春の山は日中は汗をかきやすい一方、朝晩は強く冷え込むため汗冷えでの体力消耗に注意が必要です。
インナーはすばやく汗を吸う速乾性のあるものを選ぶのがおすすめ。
特に寒暖両用のインナーであれば、一日中快適に過ごすことができます。

BT アウトラスト ロングスリーブ クルーネックシャツ JW540

BT アウトラスト ロングスリーブ クルーネックシャツ JW540

温度変化に反応し、寒い時は暖かく、暑い時は涼しくコントロールする繊維を使用しているから
夏でも冬でも常に快適な表面温度をサポートしてくれる超機能性インナーです。
温度調節の難しい山中で、心強い味方になってくれること間違いなし。

Tips
薄いのであまり重要に見えないインナーですが、汗冷えが激しい山ではとても大切な役割を担っています。
濡れたままの状態が続くと体温が下がってしまい、体力を消耗してしまいますが
インナーを着ることで汗をすばやく吸収して発散させ、体温を一定に保つ助けになるのです。
保湿力が高く汗冷えを招きやすい綿素材は避け、ワーク用やスポーツ用として販売されている吸汗・速乾に優れたものを選びましょう!

上着

暖かくなってくる春ですが、山中では必ず長袖長ズボンを着るようにしましょう。
山菜採りでは藪や茂みを進むため、植物によるかぶれや虫刺されから肌を守ることが必須です。
明るい色を選び、熊やハチを刺激しないようにしましょう。

KURODARUMA カラージャンパー 32133

KURODARUMA カラージャンパー 32133

防風性に優れた丈夫なダイヤリップ素材のカラージャンパーです。
撥水性の高いつるっとした生地でマダニがつきにくく、袖をマジックテープで調整できるので内側への侵入を防ぐことができ安心です。
鮮やかなカラー展開で視認性が高く、安全性にも配慮できます。
腕を上げても脇がつっぱらないラグランスリーブを採用し動きやすさも損ないません。

Tips
山中ではできる限り肌を出さないことが基本です。
ジャケットは一番上まで閉めて首元まで隠し、袖やズボンの裾は手袋や靴下の中に仕舞い込むようにしましょう。

レインウェア

天気の変わりやすい山にはレインウェアがあると安心です。
動きやすさを損なわない伸縮性の高いものが良いでしょう。
上着と同じように、明るい色のものを選びましょう。

アクロスレイン AG-8000

アクロスレイン AG-8000

フードが収納式になっているので晴れの日でもジャケットとして使用でき、透湿機能があるので通気性も良し。
長袖の上にこれ一枚着ていけば突然の雨にも対応できて安心です。

Tips
ムレが気になる方は透湿機能があるレインウェアを選びましょう。
ウェア内の汗や湿気を逃がしてくれるのでサラッとした着心地を保ってくれます。

手袋

道具を扱いやすいよう滑り止め付きで、指先が器用に動く伸縮性のあるものがおすすめ。
また藪の中に入ればトゲのある植物も多く、普通の軍手ではトゲが貫通してしまうため革製で厚みのあるものが安心です。

おたふく手袋 MF+PU手袋 K-84

おたふく手袋 MF+PU手袋 K-84

ワークウェイの取り扱いのなかでも土木など特にハードな環境下で使われる高耐久手袋です。
摩耗に強いマイクロファイバーと手を守るPU素材が手を守りながら
動きやすい伸縮性生地と滑り止めPUで操作性も良く、安心感と快適性を両立してくれます。

山の中では足場の悪い場所も多く、街歩き用の靴では転倒の危険があります。
滑りやすい場所での作業にも対応できるスパイク付の靴を選ぶと良いでしょう。

福山ゴム スパイクジョイ 6

福山ゴム スパイクジョイ 6

底面のスパイクが地面をしっかり捉え、斜面でも安定したグリップ力を発揮してくれる長靴です。
ひざ下までカバーするので、ぬかるんだ地面やマダニの多い茂みなどでも安心して作業できます。
スパイクは劣化によりピンが抜けてしまったりサビてしまうことがありますが、
こちらの長靴のスパイクピンは抜けにくくサビにくいコの字のステンレス製を採用しています。

帽子

山中では背の高い草が生えた場所などもあり、触れるとかぶれてしまうこともあります。
また藪には蚊なども多いため、虫対策ができる帽子があると安心です。

[F Flammi] 蚊除け帽子 網付き帽子 防虫ネット

つばが広く、顔全体をネットで覆ってくれる防虫ネットつきタイプの帽子が便利です。
手持ちの帽子にドッキングさせて使える防虫ネットも販売されています。

熊除け鈴・熊スプレー

トレッキングベル スクエア サイレント モンタベア

トレッキングベル スクエア サイレント モンタベア

熊に出会ってしまわないために、音を出して存在を知らせることが大事ですが
声を出し続けたり笛を吹き続けるのは初心者にとっては少し大変です。
揺らすだけで鳴ってくれる熊除け鈴を持ち歩くと安心です。

POLICE MAGNUM 熊撃退スプレー 中型

POLICE MAGNUM 熊撃退スプレー 中型

また万が一熊に遭遇してしまったときのために、熊よけスプレーがあると危険を回避できる可能性が高くなります。
ヒグマ用とツキノワグマ用があるので、訪れる地域に合ったものを選択しましょう。
熊の接近を阻止しやすい4m以上の噴射距離があるものを選ぶと良いでしょう。

春の山菜採りは準備がすべて

ここまで安全に山菜採りを楽しむための事前準備の大切さを紹介させていただきましたが
そもそも山菜に出会うためには、事前準備がなければ難しいということをご存知でしょうか?

実は山菜は“旬”がとても短く、一度シーズンが始まると、場所や種によっては1〜2週間ほどで終わってしまうこともあります。
このシーズンの短さの理由は、山菜は多くが新芽・若芽を食べる植物で、芽が伸びきるとすぐに硬くなってしまい、わずか10日ほどで味も風味も変わってしまうから。
さらに近年は気候変動の影響で雪解けや気温の上昇が年によって大きく異なり、「去年は最盛期だった時期なのに今年はもう終わってしまった!」というような“旬ズレ”も起きています。

山菜採りは地域や標高によって時期は異なり、3月〜5月頃が主なシーズンですが、
特に四国や高知の山間部では4月上旬から山菜採りの最盛期を迎えるため、他地域より早めに装備や服装を準備しておくのが安心です。
おいしい山菜に出会うためには日ごろから季節の変化と天候情報をチェックし、時期が来たらすぐに動きだせるようにしておきましょう!

まとめ

山菜採りは、自然の恵みを五感で感じられる春の楽しみです。
ですが、安全なくしては楽しみだった予定も悲劇になりかねません。
遭難や滑落、熊・マダニなどのリスクを軽視せず、服装と装備を整えることが楽しみへの第一歩。
正しい知識と準備を心がければ、初心者でも安心して旬の山菜を味わうことができます。

今のうちから装備を見直しておくことで、雪解けと同時に安全に山へ入る準備が整います。
安全で快適な装備を整えて、自然を思いきり楽しみましょう!

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